フィルムは無色透明ですが、200μ前後の厚みがあり、施工後にボディ面と段差が生じるため視覚的にまったく分からなくなるものではありません。
ボディの塗装色によりフィルムとの段差にゴミが溜まり、エッヂなどが目立つ場合があります。
ボディの塗装色や光沢感等の状態により、フィルムの貼りつけ面と質感・光沢感・色見が変わる場合があります。
車の塗装面は紫外線などによる退色や変色があります。逆にフィルムは若干のUVコートが施されていますので色により剥がした際にフィルム面との色の差が生じる場合があります。
フィルムは経年変化で徐々に変色していきます。
劣化による硬化は非常に遅く、耐衝撃性能は5年程度の経過までは許容範囲内ですが、硬化しないと言うものではありません。
フィルムは紫外線、雨、路面の油分、虫や鳥のフン、洗車傷などの外的要因で変色や透明感を失っていく場合があります。
平面のフィルムを3次曲面に施工するためフィルム内が曇ることや表面が若干波打つ場合があります。
基本はカット済みフィルムを使用した施工となりますが、ラップ(巻き込み)施工や施工個所の形状的な関係でフィルムを貼りつけた後にカットをしなければならない場合があります。細心の注意と高度な技術を持つインストーラーが施工を行いますが、軽微なカッター痕が入る場合があります。
フィルムは粘着力が高く、再塗装のボディやタッチアップを行った個所、カーボンなどの塗装定着が弱い面などに施工した場合、フィルムを剥がすときに塗装を痛めてしまう場合があります。
完全なクローズ空間で施工を行うことが困難なため、やむを得ず小さなゴミが混入する場合があります。
またおクルマのコンディションにより施工中に細かい砂埃などが流れ出ることでゴミが混入する場合や、下地のコンディションによりフィルム表面が波打つ場合があります。
フィルムの施工目的は飛来物等の外的な要因からの塗装面の保護ですが、全ての飛来物等からの塗装面を保護する ことを補償するものではありません。
洗車機の使用は問題ありませんが、高圧洗浄機や高圧噴射など、水圧や空気圧が集中する機器を使用しての洗車はお控えください。フィルムが剥がれる場合があります。
解氷剤や道路工事等で使用するタールなどの化学薬品などにより変色・硬化する場合があります。付着した際には速やかに洗浄後、指定の保護剤を使用してください。
平面のフィルムを施工するため熟練の技術を持つ職人が施工を行いますが、機械施工ではないために上下左右やフィルム位置、角の曲線など同位置への施工は困難なため、厳密にまったく同じ場所への施工はできません。
また施工フィルムのラインがボディラインに対して完全な並行に施工ができない場合があります。
ペイント・プロテクション・フィルムの表面に石油製品(ゴム製作業用ボディー保護マット、ゴム製の握りのついた工具、輪ゴム、時計のゴム製バンドなど)を置くと、ゴム製品特有の色移りが起こる事例が報告されました。施工車両をメンテナンスなどで工場などにお預けになる際などにゴム製品などをフィルム上に置かないように伝えてください。

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